
【活動報告】
今年度最後のプレーパークは、あいにくの曇り空と小雨まじりの一日となりました。それでも、集まった子どもたちはいつも通り元気いっぱいで、森の中には楽しそうな声が響いていました。
今回は活動場所も先月と同様に森の広場での開催でした。たき火を囲みながらの火おこしや木工クラフトは、相変わらず大人気でした。黙々と木を削る子、火の加減を見ながら薪を調整する子など、それぞれが思い思いの過ごし方をしていて、見ているこちらもほっとするような、そんな午前中でした。


今回の目玉は、いよいよ始まった「小屋作りプロジェクト」です。森の中に、自分たちの秘密基地を作ろうという取り組みで、まずは竹を切って運び、リーダーにロープワークを教わりながら、一本ずつ丁寧に結んでいきました。最初は「できない〜」と言っていた子も、何度か挑戦するうちに少しずつできるようになり、骨組みが立ち上がってくると「おぉ!」「できてきた!」と、嬉しそうな声が上がっていました。
驚いたのは、子どもたちだけでなく大人たちもいつの間にか夢中になっていたことです。お父さんが真剣な表情でロープを結び直したり、お母さんが竹の位置を直してくれたりと、気づけば大人の方が没頭している場面もあり、小屋の周りにはにぎやかで、どこか真剣な空気が流れていました。



骨組みが完成したところで、今回はタイムアップ。屋根づくりは次回に持ち越しとなりました。続きが楽しみになるような終わり方だったと思います。
午後には、たき火でポップコーンづくりも行いました。はじける音に耳を澄ましながら、「そろそろかな?」「出てきた!」とワクワクが止まらない時間でした。たき火のそばで、できたてのポップコーンを頬ばるひとときは、少し肌寒い日にはいちばんのごちそうだったかもしれません。
この日はリーダーが8人も来てくれたこともあり、子どもたちはたくさんのリーダーと関わりながら、いろいろな遊びに挑戦していました。小屋づくりを手伝ってもらったり、木工を一緒に楽しんだりと、それぞれに自然な関わりが生まれ、会話や笑顔も多く見られました。

天気は雨交じりではありましたが、終わってみれば、しっかり遊びきって、笑って、少しだけたくましくなったように思える一日でした。
