人と出会い 自然と交わり 生きる力の育つところ
2025-12-25

【報告】主催:マンスリープレーパーク(12月)

 12月14日に開催したプレーパークには、10家族37名の方が参加してくださいました。風の強い一日で、吹くたびに落ち葉が舞い上がり、季節が本格的な冬へと移り変わっていることを感じさせる一日となりました。今回は日曜日開催ということもあり、初めて参加してくださったご家族の姿も見られました。

 寒さの影響もあり、来場した人から自然と焚き火の周りに集まり、すぐに火おこしが始まりました。火が安定すると、その周りで手を温めたり、じっと炎を見つめたりと、それぞれが思い思いに暖を取る姿が見られました。冬のプレーパークでは、焚き火が人と人をつなぐ中心的な存在になっていることを改めて感じました。

 この日は、自然の家の農園に大根や白菜が収穫できるということで、希望者がリーダーと一緒に農園へ向かいました。畑では、土に触れながら大根を引き抜いたり、白菜を運んだりと、こどもも大人も一緒になって収穫を行いました。



収穫した野菜をプレーパークに持ち帰り、「お味噌汁の具にしよう」という声が上がり、さっそく調理が始まりました。大根がたっぷり入ったお味噌汁は、寒いこの日にぴったりで、お昼ご飯の時間にはみんなで囲んで味わうことができました。自分たちで収穫した野菜が入っていることもあり、いつも以上に印象に残る一杯になったようでした。

 午後も遊びは途切れることなく続きました。お父さんやお母さんは焚き火のそばを離れず、自然と大人同士の会話が生まれ、ゆったりとした時間を過ごしていました。一方で、こどもたちはタライに水を張り、焚き火の上にセットして「足湯をしよう」とリーダーと一緒に準備を始めました。思っていたよりも熱いお湯ができあがり、冷めるのを待ちながら順番に足を入れては「熱い」「ちょうどいい」と感想を言い合い、あっという間にぬる湯になっていく過程も含めて楽しんでいる様子でした。

 寒さの厳しい時期ではありましたが、その分、火や食べ物、人との距離が近づき、冬ならではのプレーパークの良さが感じられる一日となりました。外にいること自体が特別な体験になるこの季節だからこそ、無理のないかたちで自然と関わり、人と一緒に過ごす時間の良さを感じる1日でした。

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